アヒルを飼育していて歩き方の異常に気が付いたら、病気を疑った方がいいかもしれません。
実は、アヒルは太りやすい体質のために足に相当の負担をかけているのです。
そこで今回は、アヒルの足にまつわる病気について紹介していきたいと思います。
アヒルがかかる足の病気について、どんな症状が見られるの?
陸上で生活をする生き物にとって、生きていくうえにおいても「足」はとても大切な身体の一部です。
そんな足に異常が見られた場合のケースについて、これから話していきます。
足にできものが見られたら、疑う病気は?
アヒルの足に浮腫のようなものがあったら、「関節炎」の可能性があります。
アヒルは食用として改良されているため、身体に肉が蓄積しやすいのが特徴です。
特にシロアヒルは身体が大きく、年を経るにしたがって発症しやすいと言われています。
その浮腫にともなう痛みがあれば、動きがぎこちなくなり、座っていることが多くなります。
初期の段階では外見からは分かりませんが、レントゲン検査によって判断することができます。
だんだん症状が進むと、腫れがひどくなり、膿がたまってしまうこともあります。
ふだんの活動量が低下することで、エサを食べることも少なくなり、身体が弱ってしまいます。
運動量の少ないメスの方がかかりやすい傾向にあるようです。
足の裏などにコブが見られたら、考えられる病気は?
「バンブルフット」という病気の可能性があります。
アヒルは食べたら食べた分だけ身になる特徴があり、その体重を2本の足で支えています。
ですから、常に地面と接している部分がタコのように固くなり、傷ついて炎症を起こすことがあります。
初期の段階では、足を引きずるようにして歩くことが見られます。
さらに症状が進んでいけば、コブが大きくなり、内部が化膿してしまうことも珍しくありません。
深刻な状態になれば、内部に炎症が広まり、骨や関節を溶かし、変形してしまい、最終的には歩くことも難しくなってしまいます。
できるだけ早めに獣医さんの診察を受けるようにしましょう。
まとめ
足の一部に浮腫や裏にコブなどが見られたら、「関節炎」や「バンブルフット」の可能性があります。
日常的な触れ合いを通して、アヒルの体調をしっかりと把握しておくことが大切です。
アヒルは太りやすい性質があるため、エサの量についてもしっかりと管理をしていきましょう。