鳥類にとって大切なもの、それは何をおいても代えがない羽毛です。

皮膚から出される脂分を羽毛に塗ることで、アヒルは浮輪のように水に浮いているのです。

そこで今回は、アヒルにとって命の次に大事な羽毛について調べたいと思います。

羽毛を抜いて利用する人間、羽毛が生え変わって見違えるアヒル!

羽毛 アヒル その後

ダウンジャケットや冬用の寝具にダウンが使われているのを目にしたことはありませんか?

ある時期になると、羽毛が抜け替わりますが、アヒルにもそんな時期があるのでしょうか?

この2つの観点からアヒルについて、紹介していきます。

アヒルは、羽毛布団やダウン素材の原料となっているの?

そもそもダウンとは、水鳥の胸に生えている毛のことで、陸上で暮らすニワトリにはありません。

羽毛を採取する方法は2つあります。

1つは、生きているアヒルから毛をむしり取る方法です。

もう1つは、食用となったアヒルの毛を利用する方法です。

個体差はありますが、1羽から5g~10gのダウンがとれると言われており、かなりの数の鳥を犠牲にしないと作れません。

布団には「羽毛布団」と「羽根布団」の2つがあり、部位は異なりますがどちらも鳥の羽が使われています。

現在流通している布団の9割以上が羽根布団と言われていますから、ここでも多くの鳥の命が陰に隠れているのです。

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アヒルの換羽期は?

マガモと同じく、アヒルにも羽が抜け替わる時期が、ある日、突然に訪れます。

アヒルの場合は、大羽根が抜けてしまうので、とても痛々しく感じるかもしれませんが、心配することはありません。

そこから、鉛筆の芯のような太い白色の羽軸の元が現れ、人間のフケよりも大きな白いかたまりがポロポロと落ちてきます。

この芯をよく見ると、羽軸がだんだんと開いてきて新しい羽根が生えてくるのが分かります。

新しい羽根は古い羽根に比べると黄色っぽいので、すぐに見分けることができます。

まとめ

まさかアヒルからダウンやフェザーをとるために、こんなことが行われていたとはまったく知らずショックを受けています。

どれだけ人間のエゴで動物が苦しめられているのか知らなかった、自分の無知を恥じています。

アヒルにも換羽期がありますから、飼育している際は、日頃から様子を観察して記録をとっておくようにしましょう。

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