つがいで飼育している場合に、卵を見つけたら多くの人が心を躍らせることでしょう。

では、アヒルは、いったいどのようにして抱卵を行うのでしょうか?

そこで今回は、アヒルの抱卵について調べていきたいと思います。

アヒルの卵を孵化させるために必要なこと!温度や湿度は?日数は?

アヒル 孵化 温度 日数

抱卵する際の温度や湿度などの環境を整えてあげる必要がありますから、その他の条件とともに紹介していきます。

いったいどのような条件下でアヒルの卵は孵るのでしょうか?

アヒルの親は、卵を孵化させるの?

鳥類の親が巣で抱卵しているのが一般的なイメージとしてありますが、アヒルはこれに当てはまりません。

マガモを人工的に改良してアヒルが誕生したため、子どもを養育する能力を備えた個体は、ほとんどいないと言われています。

ということは、アヒルが産卵をしても、そのまま放置しておけば、ヒナに孵ることなく、この世から消え去ってしまうことになります。

ですから、飼い主さんが卵を孵化させる役目をしっかりと果たさなければなりませんから、責任重大です。

ヒナを人工的に誕生させることになりますが、いくつか大切なポイントがあります。

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孵化させるために必要な3つの条件とは?

懐中電灯で採卵した卵を照らして、中に血管などを確認することができれば、有精卵です。

飼育小屋から有精卵を取り出し、汚れている場合はぬるま湯で湿らしたキッチンペーパーで軽く拭き取りましょう。

すぐに孵卵器に入れない場合は、15度~20度、湿度60%の環境で保管してください。

産卵してから2週間を過ぎると、ヒナが無事に孵ることが少なくなります。

孵卵器は20度~25度と涼しく、湿度が低いところに置き、半日は試運転を行いましょう。

孵化させるための条件その1は、温度です。

器内の温度が37.5度になるように調節を行いましょう。

その2は湿度で、アヒルなどの家禽は40%~50%を保つようにしてください。

その3は卵を転がす作業を少なくとも1日に4回、転がす角度は90°で行いましょう。

およそ1ヶ月もすれば、かわいらしいヒナの姿を目にすることができます。

まとめ

アヒルの親は自分で産んだ卵を温めることはありませんから、飼い主さんが抱卵の役割を担うことになります。

人工的に行う場合は、孵卵器を使い、湿度や温度に気をつけながら転卵という作業を繰り返し行います。

産卵目的で飼育されている場合は、しっかりとヒナが大人になるまで面倒を見てあげてください。

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