卵から孵化させたアヒルの雛って、とても可愛いですよね?

生後1ヶ月にも満たない歩幅の短い雛が、飼い主さんが行く所へ一生懸命になって追いかけてくる姿を見ていると微笑ましいです。

台所へ行くにもトイレへ行くにもお風呂へ行くにもチョコチョコとついてくるので、ついつい話かけてしまいます。

そんなアヒルの雛ですが、言葉を話す事が出来ないのにどうやって親を見分けているのか?

親を見分けたらどんな行動をするのか?

今回は、アヒルの雛の『刷り込み』の行動について調べました。

アヒルの雛は親をどう見分けるのか?

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アヒルの雛は産まれてすぐに親を認識しますが、どの様にして見分けるのか知っていますか?

産まれたばかりの雛は、初めて見た動いたり喋ったりする物を親だと思い込みます

それが、たまたま卵から孵化して始めて見た動くものが人間だったら雛にとっては人間が自分の親だと思います。

これらの行動は『刷り込み』と言って、アヒルが産んだから雛は親がアヒルだと必ず思うと言う事ではありません。

たまたま猫だったり犬だったり違う種類の鳥だったりと、初めて見る動くものや喋るものを親だと思い込みます。

また動くもの・初めて見たもの・声を出すものを親と思い込む習性がありますが、一生親だと思い込むかと言えば絶対では無いと言われています。

成長するにつれ刷り込みによって親と認識しても、時間が経つと親をすり替える事もあるとされています。

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刷り込みとは何か?

『刷り込み』とは何か?

刷り込みとは動物の個々の生涯にわたる生活の有り様の、ある時期に特定の物事が短時間で覚えこまれ記憶し、それが長期間にわたり持続する学習現象のことです。

アヒルの場合は卵から孵化して雛が初めて目にする動くものや声を出すものを親と認識し、親について行き餌を食べる事や水浴び、走る事などを覚えていきます。

この時にアヒルの親では無くガチョウだったり白鳥だったりカモを初めて見た場合は、アヒルの雛はそれらを親と認識し追いかけて色々な事を吸収していきます。

雛はやがて成長し親離れをします。

この時は寂しい気持ちにもなってしまいますが、雛だったアヒルも一人前になり親元を離れます。

まとめ

アヒルの雛は刷り込みによって親を認識し追いかけます。

でも、それは生涯にわたり続くわけでは無く成長していくにつれ親離れをし、やがて自分も親になっていきます。

ペットとして飼育しているアヒルの雛も、初めて目にした物が人間だと人間を親として認識してしまいます。

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