白鳥とアヒル、一見すると似ているようですが、首の長さと頭の大きさに違いが見られます。
実は、違いはこれだけではなく、他にも子育てにおいて大きな違いがあります。
そこで今回は、アヒルと白鳥の子育てをテーマにして話していきたいと思います。
「子育て」を通して見つめる、白鳥とアヒルの相違点について
どちらも白い美しい毛並みのきれいな鳥ですが、子どもを育てていくときに特徴が現れます。
では、いったいどのような特徴があるのかを詳しく見ていきましょう。
白鳥の子どもの成長過程は?
日本に飛来した小白鳥(コハクチョウ)に首輪をつけて、ある調査が行われました。
それによると、春は、日本から北に4,000㎞もある、冷涼なシベリア地方で発見されました。
一般的に、小白鳥は5月〜6月にかけて産卵し、およそ1ヶ月でヒナが誕生すると言われています。
その間、メスは30日間くらいずっと抱卵を行います。
ヒナは生まれて数日も経てば泳ぎ初め、生後3ヵ月くらいで飛ぶことができるようになります。
9月になるとシベリアは厳寒の地になり、食べる物がなくなってしまいますので、暖かい南へ向けて一家そろって飛び立ちます。
アヒルの卵を成鳥にするためには?
メスは生後半年も経てば性的に成熟し、オスとメスで飼育していれば有精卵を産み落とします。
アヒルのヒナは産卵されてから約30日で産声をあげます。
しかしアヒルには、人工的にマガモを改良して誕生した鳥で、産卵した後に抱卵するという習性がほとんど見られません。
母鳥に抱卵されて孵ることは難しいため、飼い主さんが、卵を孵化させる役割を果たしていく必要があります。
卵を孵す専用の装置は、3万円前後で販売されており、性能などによって価格も異なります。
たとえその装置を使っても、卵の位置を少なくとも4回にわたって、変えていかなければなりません。
まとめ
白鳥とアヒルどちらもおよそ1ヶ月という期間でヒナが孵りますが、大きな違いがあります。
それは、白鳥は抱卵を行いますが、アヒルはほとんど行わないという点です。
オスとメスで飼育している場合は、産卵した場合のことも考えて準備を行う必要があります。