アヒルと言えば、かわいい、優雅に水辺を泳ぐ姿ばかりが先行してしまいます。
一般的に鳥類は睡眠時間が長いイメージがありますが、アヒルについてはどうなのでしょう。
そこで今回は、アヒルに関する睡眠時間について調べていきたいと思います。
「睡眠」を通してアヒルの生態を見つめてみよう!乳児と比べると?
どれくらいの睡眠時間が必要なのでしょうか?
また、人間の赤ん坊よりも長く眠るのでしょうか?
ここでは主として、海外の動物情報を扱っているサイトを元に話を進めていきます。
どんなところで寝るの?寝方の特徴は?
アヒルは身を隠すところがあれば、どこでも寝ます。
海外の情報によると、アヒルの平均睡眠時間は10.8時間と1日のほぼ半分を睡眠に充てているそうです。
インディアナ州立大学で行われた研究によると、アヒルが眠る際にはおもしろい2つの特徴が見られるそうです。
まず、アヒルは寝るときに群れを成して寝ることです。
次に、群れの中で役割が決まっていることです。
群れの端にいる個体は、目を閉じている中心にいる個体とは別の方へ目を向けることが観察されています。
しかも、片目は閉じて、もう片方の目は空けたままの状態で眠っているのです。
半分眠った状態になりながらも、周囲への警戒を怠らないようにするためです。
アヒルと乳児の睡眠時間の比較!
ある海外のサイトを元にしますが、乳児の平均睡眠時間は16時間と、1日の7割近くを睡眠時間として使っています。
1歳に満たない赤ん坊は、眠りにつく時間も昼夜を問いませんが、時間が定まってくるのは生後3ヶ月~6ヶ月ころと言われています。
生後3ヶ月も経てば、夜間に6時間~7時間の睡眠をとることができるそうです。
それに対して、アヒルの平均睡眠時間は10.8時間と、人間の赤ん坊より平均睡眠時間が短いようです。
参考として、平均睡眠時間が短いのはキリンで1.9時間と、1日の1割に満たない時間です。
これは、キリンがサバンナの乾燥した大地で肉食獣に注意を払いながら生活しているためでしょう。
まとめ
群れでアヒルを飼育している場合は、片目は開けて、別の目は閉じているアヒルの姿を目にすることができるでしょう。
もともと群れを成して暮らすことが多いアヒルですから、グループを守るために生まれた知恵でしょう。
人間の乳児よりほど睡眠時間は多くはありませんが、一緒に過ごせる時間には限りがありますのでしっかりお世話をしてくださいね。