魅力的な唇のことを「アヒル口」といって形容する言葉まで存在しています。

先にいくにつれて緩やかなカーブを描いているぷっくりとした、くちばしですが、ある異変が起こる場合があります。

それはいったいどんな時なのか、調べていきたいと思います。

くちばしは健康のバロメーター?アヒルの健康状態に気を付けるには?

アヒル くちばし 色 病気

飼い主さんを魅了してやまないアヒルですが、健康状態をくちばしの色で判断することができます。

そこで今回は、アヒルのくちばしの色で病気を見分ける方法を紹介していきます。

くちばしの色に変化が現れる病気とは?

それは、「アヒル・ビタミン欠乏症」と呼ばれ、多くの症状が見られますが、代表的なものを3つ挙げます。

1つ目は、目の異常です。

ミルク色のしみ出た液が目に現れるようになり、結膜にだんだんと濁りが出てきます。

2つ目は、体力に現れる変化です。

歩く際にうまく歩けなかったり、ちょっとしたことでもきつそうにしていたりなどの変化が見られます。

3つ目は、くちばしや足の皮膚に見られる変化です。

アヒルのくちばしは、通常、黄色やオレンジ色をしていますが、だんだんとその色が薄くなっていきます。

また、同じ色をしている足の色もしだいに消え失せていくそうです。

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「アヒル・ビタミン欠乏症」への対策は?

まず、鳥を専門とする動物病院で診察を受けてください

都市部ならまだしも、地方ではなかなか鳥を専門としている獣医さんの数は少ないです。

ですから、経済的にも、時間的にも余裕がない飼い主さんには、次の方法をおすすめします。

飼い主さんが主体となって治療を行う方法です。

豊富なビタミン類の中でも、ビタミンAが不足している場合に起こります。

ですから、しっかりとビタミンを摂取するために、ニンジン、トウモロコシ(黄色)、カボチャ、肝油などを与えるようにしましょう。

ただし、ビタミンAは、飼料加工などの過程で酸化されやすく、熱によって変質することもありますから注意が必要です。

まとめ

元気をなくして、くちばしの色が薄れてきたと感じたら、アヒル・ビタミン欠乏症の疑いがあります。

餌を与える際には、栄養バランスをしっかりと考えて与えるようにしましょう。

近くに鳥を専門とする獣医さんがいない場合は、飼い主さんが勉強を積んでいく必要がありますね。

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